参加体験記

関孝和300年祭記念イベント

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関孝和300年祭記念イベント

講談「関孝和伝」
講師:神田きらり 氏(三代目神田松鯉師門下・増田和彦作:東京理科大学近代科学資料館)
「関孝和の新宿区旧居から見た和算の社会性」
講師:城地  茂 氏(台湾・国立高雄第一科技大学 応用日本語系教授兼外国語学部学部長代行)

日時: 2008年4月5日(土)13:30~16:00
場所:東京理科大学神楽坂校舎1号館

 花見日和にもかかわらず200名弱?の受講者が集まりました。数学をもっとも苦手とした神田きらり氏が講談調を交えながら、関孝和の略歴と業績を人物伝として分かりやすくまとめてくれました。
 城地 茂氏の講演は関孝和の和算と西欧数学との比較。つまりニュートンやライプニッツの微積分や行列式と発微算法や大成算経などと比較して関孝和の業績を讃えるものではなく(現代史観)、関孝和の生きた時代を時間軸、空間軸、社会集団軸で和算を比較するというものでした。数学史ではなく文化史として和算を見る研究でした。
 算木・珠算・筆算への移行。南北中国(淮河を境として)の社会的背景、文化・風土の違いから見える数学の特性(南:商人の数学。北:皇帝の暦を作る数学)。江戸時代が安定してきたこの時代の商・農民と、武士としての算術(技芸としての算術か職に付く手段としての算術か)が見えてきました。城地氏は「勘定方和算」として関孝和が武士として出世していった経緯を、新宿牛込の地域と関連づけて検証しておられました。
 関孝和生誕300年記念行事の第二期は、2008年8月21日―11月3日。東北地方では一関市博物館:4月26日~6月8日などを含め全国巡回展も予定されているようです。

(東京 赤兎)

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