参加体験記

小林正人《Unnamed#2》

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まちなか美術講座■「小林正人《Unnamed#2》」

講師:和田 浩一 氏(宮城県美術館 学芸員)
日時:2008年9月13日(土)
場所:東北工業大学一番町ロビー 4階ホール

 はなはだ取っ付きにくい絵画の作者は、偶然にも私と同じ1957年生まれでした。
 巾3メートルの大きなカンバスに力づよい赤が広がっている。一見すると、絵の具を塗り付けただけのようにも見える。しかし、目を凝らしてみると人の姿や、リンゴ、アトリエの風景などが淡く浮かんでいる。
 木枠からはずした一枚の布(カンバス)に薄いゴムの手袋をはめた手でグイグイと絵の具を擦り込んだり、拭い取ったりするという独特の方法で描いていく。
 風景を写実的に描くのではなく、その風景を借りて何が描かれているのかよりも、絵の具の輝きが重要性をもっているようだ。
「アルタミラ洞窟」の壁画を考えても、壁や天井に描かれた動物の絵の見事さ。油絵のフィールドでは、岩肌にふれたのが最初だったのだろうか? その手の感触、ドキドキ、ウキウキ、単純な喜びが色彩の純粋さ、描くことの純粋さにあらわれている。
 絵画を鑑賞する機会もめったに無い私です。ましてや、絵筆を使った一般的な風景画などとは違い、空間とうまく一体化した特異な作品の持つ意味などとうてい解るはずありません。しかしそれが自分なりに感じ取れた。
 講師の和田さんに感謝しますね。

Unnamed=名づけられていないもの  #2=No 2と同様の意 

(太白区・主婦A)

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