まちなか美術講座第7回
「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」鑑賞の手引き
講師:加野 恵子 氏(宮城県美術館 学芸員)
日時:2008年10月12日(日)
場所:東北工業大学一番町ロビー 4階ホール
静物画とは、花や果実や調度品などを描いたものです。言葉として定義するのは難しく簡単に言えば「動かないもの」です。
静物は、古代から中世を通して風俗画、宗教画、四季図などの絵画の中に表されてきましたが、16世紀前後から独立したテーマとして描かれるようになりました。
代表作の一つに、ヤン・ブリューゲル(父)の「青い花瓶の花束」があります。小さな花瓶に豪華な花が咲き乱れていますが、よく見るとどこか不自然です。それは、季節のまったく違う花が同時に描かれている点です。花々は、とても美しく本物のように描かれていますが、実際は完全に作られた世界なのです。
また、花瓶の下には落ちた花も描かれています。美しく咲き乱れた花と朽ち果てた花を同時に描くことで、生あるものの死や虚しさを表現しているそうです。
このように静物を通して色々なことが読み取ることができる、奥が深い絵だと感じました。
今回の展示品は、歴史上非常に重要な作品なので展示条件が大変厳しかったようです。
この言葉に刺激を受け「静物画の秘密展」を、見に行こうと思いました。
(仙台市泉区 H.M.)
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