まちなか美術講座「いつもの日々によろしく…」(現代の版画と写真)
講師:和田 浩一 氏(宮城県美術館学芸員)
日時:2009年5月23日(土)
場所:東北工業大学一番町ロビー 4階ホール
「いつもの日々」。これだけを聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 講師である和田氏は講座の始まりに言っていました。「いつもの日々」は、私にとって代わり映えしなく何も変わらない、簡単に言ってしまえば「つまらない」ものでした。けれど、和田氏は「日常の光景に愛着を持つことが大切」と言います。
日常は日々、常に経験しながらも忘れてしまうもの。それは、その日常である「いつもの日々」がずっと続いているために忘れてしまうと氏は言いました。
講座では色々な先生方の絵画や自画像などを見ながら続いていましたが、自画像だけでも「個性」がありました。「個性があれば日常も変わる」。氏はそう言っていました。まさにその通りでした。
講座の最後に氏は、締めくくるように「現実は劇的ではない」と言っていました。現実は「いつもの日々」があるからこそ現実であって「劇的に変わる現実」はもう日常ではないと講座を聞きながら思っていました。
氏が「いつもの日々によろしく…」というテーマにしたのは、新たなテーマを増やし、種類展示の枠組みを広げ、時代順にとらわれない新しい発見を見つけるためと言っていました。
余談ではありますが…講座が始まる前に、他の参加者たちを見ていたら配布されていた「まなびのめ」を読んでいました。「学術と市民を繋いでるなぁー」なんてことを思っていました。(笑)
(仙台市若林区・男性 枯れてる若者)
![まなびのめ - 学術の世界と市民をつなぐ情報誌 [Web版]](http://manabinome.com/wp/wp-content/uploads/2016/04/sub-rogo.png)