東北歴史博物館館長講座『東北古代瓦の系譜』
第9回「陸奥白河郡家軒瓦の構成」
講師:進藤 秋輝 氏(東北歴史博物館 館長)
日時:2009年9月5日(土)13:30~15:00
場所:東北歴史博物館 3F講堂
一度出向いてみたいと思っていた同館の館長講座に初めて行ってきました。開館30~40分も前から会場に入って、今回のレジュメを熱心に読んでいる方が多いのには正直びっくりしました。
進藤館長の講義は分かりやすく、語り口も大変親しみのあるものでした。フルに90分スタンディングでお話されていたので、体力もなければ出来ない仕事なのだなと思いました。
白河郡は陸奥国内陸部の最南端に位置し、軍団も置かれ25郡を有した大郡として重要視された郡ということです。現在の白河市、西白河郡、東白河郡、石川郡の範囲にあたります。地理的位置から分かるように、白河国造は下野、那須との関係が密接で、この地方の国造と同族であったということから、白河郡家の瓦の系譜は7世紀末から8世紀前半には下野地方の影響が強く、同じく8世紀前半の多賀城の創建と共に、その瓦の文様がいち早く採用されたものと考えられ、大きくこの二つの影響を受けているということでした。
講座後に見学した「こども歴史館」では、1200年前の多賀城跡出土の瓦が手で触れられるように展示してあり、そのずっしりとした古代人の心意氣を肌で感じることもでき、とても有意義な午後の休日となりました。
(宮城郡利府町・男性 H.S.)
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