立冬も過ぎ、めっきり寒い日が多くなりました。
皆さま風邪などお召しになってませんでしょうか。
「まなびのめ」読者の皆さまにおかれましては、「学び」に意欲的、積極的な方が多いことと拝察いたしますが、普段どのような「学び方」をされていますか。
「読書」で独習に励んだり、「学び」イベントで研究者のお話を直接見聞きしたり、ということが中心になりましょうか。
すでに47号発行(2020年1月5日付)に向けての取材が始まっておりますが、そのインタビューの中で、「思い出し活動が、学びにとって大変重要」というお話を伺いました。
学んだことを「思い出す」ことを通じて記憶が定着・強化される、ということなのでしょうね。言われてみるとなるほど、と頷けます。
というわけで、
そういえば、これまでの研究者インタビューでも「学び方」にまつわる興味深い、大切なことを聴いた氣がする、と「思い出し活動」をしてみました。
すると、真っ先に思い出したのが、
「体を動かす時間を減らして勉強に回すのは誤りです」<宮城教育大学(運動生理学)前田 順一先生>
勉強する前に適度な運動をすると学習効果が向上する、というデータがあるそうです。
運動することで血流が上がれば脳の血の巡りもよくなる、ということでしょうね。
アメリカでは授業前の運動を取り入れている学校もあると、当時伺った記憶があります。
それから、
「いかに生きてきたかを伝え合う」<東北大学大学院教育学研究科(社会教育学)石井山竜平先生>
情報提供者が自分自身と対話することの意味を重んじる「ライフレビュー」という手法は、本人に癒しをもたらす治療法としても用いられてきたとのことですが、
社会教育の観点からも見直される、共同の「学び方」の一つのあり方とも言えそうです。
一人でも自分史をまとめることはもちろんできますが、複数で自分を語り合い、文章を輪読し感想を言い合い、推敲し合い、という作業が、より充実した内容を創り上げることに有用なのですね。
なお、自分史をまとめて自費出版・個人出版しようと考えた際は、ぜひ笹氣出版印刷・川又の名を「思い出し」てください。
また最新の記事では、
「漫画の源流を探ってメディアを考える」<東北大学大学院情報科学研究科(比較文学など)森田直子先生>
本でも映画でも絵画でも、同じものを鑑賞した人同士で感想を話し合うことは、自分の考えを言語化することで客観視できたり、人の考えを聴いて目の付け所の違いのおもしろさに氣づいたり、ということにつながり、深い学びの第一歩になるでしょう、ということでした。
ということで、実のある「学び方」を学ぶことも、その後の「学び」の深まりに大変重要ですので、参考になりましたら幸いです。
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