公開講座「仙台藩茶道石州流清水派を通して 伊達文化の真髄を学ぶ」
講師:大泉 康(大泉道鑑)氏 (東北福祉大学特任教授・石州流清水派 第11世)
日時:2018年10月(全4回、金曜日)
場所:東北福祉大学 仙台駅東口キャンパス
日本各地には「城下町で独自の発展を遂げる文化」というものが存在します。茶道もそのいい例です。(仙台へやって来て、興味がある探求したいテーマのひとつだったので、申し込み証が届く前から催促する始末でした。)
薬学と茶道が大好きな先生ということで殊更楽しみでありました。仙台藩の茶道は小堀遠州同期の清水道閑が基礎を築き、2代で精査され「大名茶と侘び茶の融合」が流の骨子となっていったようです。
変遷は村田珠光から始まる「茶禅一味」「侘び茶」「大名茶」への発展。それは金沢や名古屋と同様、城下町独特の茶道文化として仙台藩茶道として独自性の芸術性を持っています。
講座の回毎に貴重資料の展示があり、珍しかったのが鉄分を含む「珠光青磁」と呼ばれる器。青磁なのに青白い白ではなく、茶色のらくだいろが特徴なのです。これは新鮮でした。
現代の流儀のキーワードは「融合、革命」を掲げているようです。試行錯誤のうえの月並み普通は、普遍に通ず、と取れました。
最終日は立礼での茶席で一服頂きましたが、石州流は「石州は薄茶にあり」という理念が資料に掲げてあるのが印象的でした。この意味はもう少し探求していきたいと思いました。
(医療ライター zilch artifact)
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