「まなびのめ」読者のあなた。楽しんでいただけてますでしょうか。
遠いように思えて、実は私たち市民のくらしにも密接な「学術・研究」にまつわることを、より身近に感じて、より心豊かな人生に活かせるようになれたらいいなあ、というのが編集部の一番根っこの想いです。
そのためにも読者である市民の皆様にとって、より有効な情報媒体に成長させられるよう努めてまいりますので、忌憚なきご意見ご要望などお寄せいただければ幸いです。
さて、今回は、創刊準備1号の研究者インタビュー「学びの庭におじゃまします」にご登場いただいた東北大学・市江雅芳先生との出会いについてのお話などを。
「まなびのめ」のそもそもの企画の発端から発行までの経緯は、この「編集部だより」の第一回でおおよそ説明しておりますが、それでは実際に「さあやろう」としたときに、「研究者インタビュー」は誰にしようか、と当然具体的な議論が始まります。
仕事柄つながりのある先生は様々いらっしゃるけど、市民の皆様により興味を持って読んでいただけるようなテーマは何だろう、などなど、いろいろと検討している頃に、「東北大学イノベーションフェア」という催しがあると知り、ふらっと見学に出かけました。
この催しは、東北大学の産学官連携の取組み成果を紹介し、新たな出会いの場を創出することを目的としたものとのことでしたが、その中に、ヤマハさんと共同研究(テーマ「音楽でウェルネスを手に入れる」)を進める市江先生も出展されていたのでした。
「音楽療法」という言葉は聴いたことがありましたが、正直言って、単に音楽を聴くことが癒しになるくらいのイメージしかありませんでした。ところが、「音楽は聴くだけじゃもったいない。自分で楽器を演奏したり歌ったりすることが健康にもつながるし、脳トレにも有効なんだ」という目からウロコのお話を、先生自ら熱心にしてくださり、「おお、これはおもしろい。ぜひみんなに教えたい」という氣持ちがふつふつと込み上げるのを感じながら聴いておりました。
「これこそまさに邂逅」と、早速直後の編集会議で提案し、「ぜひ市江先生にお願いしてみよう」と決まり、取材を申込んだところ、快くお引き受けいただけて、トントン拍子でことが運ぶことになりました。
インタビュアーは在仙屈指のライター大泉浩一氏に依頼し、いよいよ取材当日。先生の近著や研究室のホームページの資料などでもちろんしっかり予習して臨みましたが、先生の生のお話にはさらに聞き手を引き込む力があります。「これはオフレコの部類の話だけど・・・」なんてことまでお話しくださり、氣がつけばあっという間の1時間でした。
ライターの流石の手腕で、オフレコ部分もうまくまとめられ、ご覧いただいている記事が出来上がりました。
市江先生の望みは、話をわかってもらうだけにとどまらず、やはり実際に楽器演奏をして健康になる人が増えてほしい、というところにあるかと思います。その際おっしゃていたのが「正しい方法を身にける近道はちゃんと先生について習うこと。自己流では遠回りになってしまうから」と。
ただそれがちょっと敷居を高く感じてしまったり、億劫になるとも思うのですが、「楽器演奏をあまり難しく思わずに、太鼓のリズムみたいなのは元々みんな持ってるもののはずだから」との励ましも頂戴しました。
何度か「何か楽器やってないの?何かやったら」との声がけをいただきましたが、すみません先生、まだ楽器は始められずにおりました。「せめて」との思いで、時折思い出したように車の運転中に「腹式発声」の練習をしたりはしているのですが・・・。
仙台は「学都」とともに「楽都」とも標榜していますので、市民一人ひとりが何か楽器をもってみんなで一緒に合奏を、なんてムーブメントが起きてもおもしろいなあ、などと妄想したりもするのですが、「まずは自分から」が第一歩ですね。小学校で習ったリコーダーをもう一度さがしてみます。
あなたもぜひ「音楽でウェルネスを」!
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