編集部だより

古(いにしえ)のかほり

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 「まなびのめ」編集部にも、巷で噂の新入社員(新人部隊)が加わりました。
逞しく、活氣があり、それでいて微妙な緊張感もあり、とても期待のもてるところです。

 7月創刊にむけて少し彩りの話をしましょう。

 「まなびのめ」フリーペーパー(準備1号、2号)を手に取って見ていただいた皆さんは、最初に、手にした瞬間どんな感想を持たれたのでしょうね?!
 フリーペーパーにしては、「立派だなぁ」「堅い!」「不思議、なにもの」etc……
 実際、様々な感想も届いています。
 普段、目にしている今時の印刷物とは違う、ちょっと「偉そうな……」印象を受けませんでしたか? それも狙いではあるのですが(笑)
 遠い古の薫り、雅な文化を感じませんでしたか。
 それは『襲の色目』(かさねのいろめ)をつかったところにあるのです。
 日本の着物を想い描いてみてください。袷仕立ての表地と裏地の配色を「重色目」といい、十二単のように何枚も重ね着する場合の配色を「襲色目」といいます。
 編集部では、「まなびのめ」は季刊で発行したいと思いました。そのことを受けて、平安貴族の雅な色といわれる『襲の色目』を用いて季節感を出していきたいと考えたのです。
 準備1号は冬を表す苔(koke)の配色、準備2号は春を表す莟紅梅(tsubomi koubai)の配色でした。
 いずれも、学術の世界を発信するにふさわしい、知的な色目だったと自負しています。
 日本の伝統色にはその名のとおり、なんとも言えない薫りが見え隠れしているように思えるのです。桜色や桃色はもちろん、萌黄色、柳色、躑躅色、露草色、柿色、朽葉色、黄金色など、一年を通して思い起こしてみても、伝えきれないほどの数になりますね。
 みなさん、それぞれ色の好みは違うかもしれませんが、この伝統色は、四季のはっきりした日本に生まれ住んだ日本の国の人にしか伝わらない、この国の人だからこそ肌に感じる特別なものがあるように思います。
 7月の創刊にむけて、夏を表す『襲の色目』を検討中です。
 ちょうど今の季節はとても心地よい風の薫りを満喫しています。そんな中ちょっと陽射しの暑い日があったりすると、蝉の羽(semi no ha)の配色もいいかしら?……などと、よそいきの着物を選んでいる氣分です。さて、どんなお色に出来上がることでしょう。
皆さん、楽しみにお待ちくださいね。
 こんな配色はどうかしら?というご意見、ご提案がありましたら、ぜひ、編集部までご一報ください。
                    

「まなびのめ」編集部 遠藤
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