編集部だより

衣替え

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 6月も始まり、最近では19時近くになってもまだ空が明るいですね。
 幼い時分、夏は外で遊んでいることのできる門限が冬に比べ延びたので、この季節は大好きだったものです。その当時の感情が体に染みついているのか、なにかワクワクしてしまう今日この頃。
 
 6月になると、季節の変わり目を衣替えで感じることができますが、みなさまは衣替えの起源をご存知でしょうか。これは平安時代の宮中行事の習慣で4月1日と10月1日に夏服と冬服を着替えるという決まりがあり、それを当時は「ころもがえ更衣」と呼んでいたそうです。ただ、「更衣」は宮中内での呼び名となり、民衆には「衣替え」という形で伝わっていったということです。
 ちなみに現代でも使われる「更衣室(こういしつ)」もここからきています。
 
 そういえば、「まなびのめ」の配色方法の「襲色目(かさねのいろめ)」も平安時代の貴族が身に纏っていた着物の配色を取り入れております。平安時代から始まった日本人の「衣」に対するこだわりや美意識は不変なのだなと感じます。

 衣替えで季節の移り変わりを感じることができるのは日本人の特権といえるでしょう。
 そのような日常の当たり前のことに対し、「なんでそういう名前がついたのだろう」や「起源はどこからきているのだろう」といった意味や理由を見つけようとする「学びの芽」がいつもの毎日を楽しい毎日に変えていける一歩になるかもしれません。

 次回7月発刊予定の「まなびのめ」5号も、今まで通り新たな色目に「衣替え」して季刊誌の名に恥じぬよう、みなさまに季節の移り変わりを感じて頂けるものを提供していきますので、どうぞお楽しみに。

「まなびのめ」編集部 菅野 保広
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