編集部だより

『絶対』はない…

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 8月も残りわずかなある日の夜中。
 横になってもなかなか眠れない。TVをつけてみた。
 世界陸上の女子棒高飛び決勝が放送されていた。
 そこにはライバルたちが跳び始める中、頭からすっぽりとタオルをかぶり精神集中している選手が映し出されていた。

 3連覇を狙った世界記録保持者、ロシアのエレーナ・イシンバエワ選手。
 5メートル05の世界記録を樹立している自信からか低い高さは跳ぶつもりがないらしい。
 どんな跳躍をみせてくれるのか?画面にくぎ付け期待が高まる…
 眠るどころでは無くなってしまった。

 跳び始めたのは4メートル75。しかし体が浮かずに失敗。2本目をパス。4メートル80に上げて2度の跳躍。しかしいずれもお腹のあたりに触れてバーを落とした。
 敗北が決まると、マットに座り込んで両手でしばらく顔を覆った。
 優勝が確実視されていた女王が、一度もバーを超えることが無く「記録なし」に終わった。
 優勝は唯一4メートル75をクリアしたポーランドの選手だった。

 低い高さから馴らして行けば良かったのに…
 精神集中だけで体は?筋肉は?機能してくれるの?
 「何があった?」「なぜ?」「何処からくる自信?」いろいろな想いがよぎった。
 アスリートとしてその日、その時、その一瞬に合わせて全てをコントロールしてくるハズなのに…
 大きな悔いの残る挑戦となってしまったのではないだろうか……。

 イシンバエワ選手の強氣の姿勢を崩さない次回の大会を夢見て
 翌朝、意外にもスッキリと目覚めた私でした。

 「まなびのめ」にもたくさんのイベント情報が寄せられます。一件一件間違い無く確実な内容を市民の皆様にお届けすべく、編集部一同「『絶対』はない」を胆に銘じて確認作業を徹底しています。
 どうぞこれからも「読書の秋」「スポーツの秋」と楽しみな中、「イベントの秋」を満喫できるよう情報をお寄せ下さい。お待ちしています。

「まなびのめ」編集部 遠藤洋子

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