学生時代に知り合ったある女性の言葉です。
「読書とは、本を読むことだけをさすのではありませんよ。」
本を開くと、著者の思想を知ることができます。その本が歴史書であったなら、悠久の時を感じさせる民俗の詩を聴くことができます。紙に印字された文章を自分なりに解釈する、これが読書の醍醐味です。
「本を開くことは、人と対面することと同義なのです。文字を追うことは、人との会話なのです。方法は違いますが、求めていることは同じです。今君は私の話を聞いて何か考えていますね。この瞬間も読書なのよ」
私が「まなびのめ」編集部に加わって2ヶ月が過ぎました。学術の世界と市民をつなぐ情報誌を制作する身となって、少しずつですが、あの時の女性の言葉の意味がわかりかけてきたような氣がします。読書と同じように、「学び」(学習)も人それぞれ方法や感覚、道程によって様々です。学習欲へのアプローチはひとつではないのです。
皆様の期待にこたえられるよう、これからも学術の世界と市民の皆様をつないでいけるよう努力していきます。是非、学術イベントに足を運んでみてください。講演会や公開シンポジウムはもちろん、8月と9月は各所で体験学習のイベントも催されます。「学び」の空間で感じたことを、「イベント参加体験記」として編集部までお伝えいただけると幸いでございます。
「まなびのめ」編集部 菅野耕平
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