編集部だより

時季(とき)はめぐり・・・

  • LINEで送る

 4月5日、「まなびのめ」紙版第16号が発行されました。もうご覧いただいてますでしょうか? 季刊で16号ですので、四季も4巡目の最後ということになります。これも偏に、読者のみなさま、研究者のみなさま双方より、ご好評の声をたくさんいただけているおかげです。ありがとうございます。

 第16号「学びの庭におじゃまします」のテーマは「生きものに学ぶ」。編集部では、「生きものに学ぶ」といえばやっぱり、ということで、大学の研究者ではないけれど、教育・研究の役割も担う「動物園」の方から話を聴きたい、と考えました。

 依頼したところインタビューはご快諾いただき、約束の日程で八木山動物公園へ。私たちを迎えてくださった遠藤源一郎園長と釜谷大輔普及調整係長(獣医師)は、「いやあ、研究者ではないからなあ。でも研究的な話だったら、釜谷さんからの方がいいな」「いやいや、やはり動物園の役割などの話だったら園長から」と、ともに譲り合う謙虚なお二人。

 当初は従来どおり登場者はどちらかお一人のつもりで、インタビューを開始しましたが、お二人のお話が、どちらもなかなかに興味をそそるもので、一方には決めかねる、そうだ! いっそ二人に登場していただこう、と今回は二人で1編の記事という初めての体裁になったのでした。実際に記事になってみて読むと、この選択は間違いなかった、と確信します。読者のみなさまはいかがでしょうか?

 一方、もう1編の登場者、東北学院大学の松尾行雄先生は、実はテーマ選定の編集会議で「松尾先生がいたからこのテーマに決めた」といっても過言ではない経緯で取材依頼をすることにした先生で、まさしく「生きものに学ぶ」研究者でした。お話も丁寧にわかりやすく解説してくださり、今回もその道の専門研究者から特別講義をしていただけた役得感を大いに味わいました。紙面・字数の都合で、お聴きした内容を全て掲載はできませんが、私が感じた「おもしろさ」は充分記事に表現されていると思います。

 さて、全くの私事ですが、今回の取材で感慨深いのは、「学びの庭」記事にとうとう自分より若い方が登場した、ということであります(あ、偶然ですが松尾先生と釜谷さんは同い年ですね。ちなみに私が生まれたのはメキシコ五輪開催の年)。それだけ「まなびのめ」も長く続いてきた、ということでもあるし、(比較的)若手研究者も身近でがんばっている、ということでもあるのだ(決して単に自分が齢をとったからじゃあない)、と納得しております。

 これからも「まなびのめ」では、読者のみなさまに「こういう研究の話もあるのか」「研究が自分たちの暮らしにこうつながっていたのか」等々、遠いようで意外と身近な研究者の話を、おもしろく読んでいただけるよう努めて参ります。各大学の学生さんから「うちのこの先生の話をぜひ聴いて!」というような熱烈な推薦なんかもあったら嬉しいなあ、と思っています。その際はどうぞ編集部までお知らせください。
 それでは、また。

「まなびのめ」編集部 川又進

  • LINEで送る