主催
主催:日本地域学会
共催:東北学院大学経済研究所,仙台観光協会
内容
日本地域学会第61回大会(東北学院大学)では,2024年10月5日(土)15時から、一般公開シンポジウム「私たちの水道の未来(持続可能な水道事業の在り方について)」を行います。
日時・場所
日時:10月5日(土)15時から18時
場所:東北学院大学土樋キャンパスホーイ記念館地下1階
申込
下記のURLよりお願いいたします。
https://sites.google.com/g.tohoku-gakuin.ac.jp/jsrsai24/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E4%B8%80%E8%88%AC%E5%85%AC%E9%96%8B?authuser=0
問い合わせ先
2024jsrsai.tohokugakuin[atmark]gmail.com
(日本地域学会実行委員会(東北学院大学経済学部教授 篠崎剛)
参加費
無料
シンポジウム概要
本シンポジウムでは、私たちが社会生活を営む上で必要不可欠な水道の未来について議論を行う。我が国の水道は、高度経済成長期の需要増加に伴う水道管路の敷設がなされ、また、水道法による健全経営が保障され、安定的な公営事業とみなされてきた。しかし、近年の人口減少、節水技術の向上などに伴う需要の継続的な減少は、水道事業の経営状態を悪化させ、老朽化した水道管路の適切な更新を困難にさせている。
この水道事業は市町村単位で運営されているため、小規模自治体であればあるほど、この経営状態は悪化している。水道管路の耐用年数は40年といわれ、また、地震の多い日本においては、耐震化を進めなければ清浄にして豊富で低廉な水を供給することは難しくなる。この近い将来に迫る危機的な状況を回避するために各地方自治体は水道行政改革を進めている。東北地域の小規模自治体では水道料金の引き上げを行ったり、水道事業の統合合併を模索する自治体も少なくない。また、宮城県ではみやぎ方式という形での部分民営化を進めている。
このような観点から、本シンポジウムでは、水道事業改革を現場で行っている専門家をパネリストに迎え、我が国の水道事業改革の現状を解説頂く。そのうえで、我が国の将来の水道事業を、いかに安定的に営んでいくか、について様々な角度から議論をし、将来の水道事業の在り方を考える土台を提供したい。
基調講演者、パネリスト(五十音順):
有限責任監査法人トーマツ パートナー 香田浩一 先生
東北大学大学院経済学研究科 教授 増田 聡 先生
矢巾町政策推進監 岩手県立大学客員 准教授 吉岡 律司 先生
・司会
東北学院大学経済学部 篠崎
【講演論題】
香田 浩一 先生「全国の水道事業の現状と課題」
吉岡 律司 先生「人口減少社会において、水道第四世代をどう構築するか」
増田 聡 先生「みやぎ型管理運営方式の検討と経営審査委員会の活動からみた水道事業の持続可能性