研究者インタビュー

学びの庭におじゃまします 
私たち市民の身近なところで、様々な興味深い研究が進められています。その研究内容や経緯、研究者の横顔、「学び」に対する想いなどを研究者ご本人に語っていただきます。

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五感を刺激するアートで健康に

東北福祉大学 准教授 専攻=感性福祉 臨床美術 大城 泰造 先生 「臨床美術」(クリニカルアート)とは  東北福祉大学は10年前、市民の皆さんの健康づくりをお手伝いする「仙台元気塾」を開塾しました。この施設では、トレーニ […]

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「音痴」は歌の発達途中です

宮城教育大学 教育学部 准教授 専門=音楽教育学 小畑 千尋 先生 適切な練習をすれば音程が合う感覚は身につけられる  「音痴」と言われて辛い思いをしている人は大人にも子どもにも多く、からかわれたり、笑いの種にされたりす […]

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いかに生きてきたかを伝え合う

東北大学大学院 教育学研究科 准教授 専攻=社会教育学 石井山 竜平 先生 いかに生きてきたかを語り合い、綴り合う  仙台市のとある「市民センター」(仙台市では、社会教育法上の公民館が市民センターという名称で位置付いてい […]

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仙台を発展させた政宗の都市計画

仙台市史編さん室長 専攻=郷土史 菅野 正道 先生 32巻の『仙台市史』が来年完結  20年以上にわたって携わってきた『仙台市史』も、全32巻の31巻目が5月に発売となり、いよいよ来年2月刊行予定の「年表・索引」を残すだ […]

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医療の課題をデータで解決するために

宮城大学 看護学部 准教授 専攻=公衆衛生学、人類生態学 萩原 潤 先生 看護師に統計学が必要な理由とは  看護学科で統計学を担当しています。「看護師になるのになぜ統計学が必要?」と思う学生もいるようですが、個人ではなく […]

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正確な社会調査で不平等の問題に挑む

放送大学 特任教授・宮城学習センター所長、東北大学 名誉教授 専攻=社会学 原 純輔 先生 「言葉による回答」もコンピュータで分析  私の研究スタイルは「計量社会学」といわれます。調査と統計分析を主要な研究手段としてきま […]

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石巻で市民と共に「復興ボランティア学」を

石巻専修大学 経営学部 教授 専攻=経営史(企業家史)、ベンチャー・ビジネス論 山崎 泰央 先生 大学に連絡がつかず仙台で安否確認をはじめる  2010年4月、石巻専修大学に着任しました。それまで勤務していた大学のあった […]

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東北をもっともチャレンジがしやすい地域に

東北大学大学院経済学研究科/災害科学国際研究所 教授専攻=地域計画 増田 聡 先生 地域の結びつきが防災力を高める  東日本大震災の激しい揺れには、大学のこの建物の6階で遭遇しました。私の専門はまちづくりで、仙台市の総合 […]

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学び合う市民として─女性・男性にエール!

仙台白百合女子大学 人間学部 学部長・教授専攻=家族・ジェンダーの社会学/成人教育論 槇石 多希子 先生 女性の社会進出は男女両方を幸せにする  私はいわゆる「団塊の世代」で、10代で高度経済成長、20代前後から大学運動 […]

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研究室で活躍する“リケジョ”たち

東北大学大学院 医学系研究科 教授専攻=発生発達神経科学 大隅 典子 先生 脳の男女差で文系・理系は決まらない  私は生物学の研究者で、大学の研究プロジェクトのリーダーや、日本分子生物学会の理事長も務めています。女性の理 […]

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社会的な権利としてのフランスの観光

仙台青葉学院短期大学 ビジネスキャリア学科副学科長・教授専攻=観光学 成澤 広幸 先生 96あるフランスの県をほとんど訪ねる  観光学は、比較的新しい学問分野です。日本の大学で学科や学部が次々に開設されるようになったのは […]

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ブランディングで東北の観光の再生を

東北芸術工科大学大学院仙台スクール 教授専攻=マーケティング論 平林 千春 先生 ブランド研究の成果を東北再生に役立てたい  私は学術の世界とビジネスの現場をつなぐ立場から、マーケティングの研究に長く携わってきました。マ […]

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未来のエネルギーの開発は東北から

東北大学大学院 環境科学研究科 研究科長・教授専攻=環境科学 田路 和幸 先生 エネルギーの未来形を大学の建物で実用化  私の本来の専門は、原子や分子レベルでの素材の開発と評価です。皆さんがお使いの携帯電話やノートパソコ […]

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社会の変化に見合った新しい教育を

東北学院大学 教養学部 准教授(現・文学部教育学科 教授) 専攻=教育工学・情報教育 稲垣 忠 先生 情報機器で変わりつつある教室の様子  ICT(情報通信技術)の発達と普及は、私たちの社会を大きく変えました。今では生活 […]

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各地域の古文書の解読を重ねて、次の災害に備える

東北大学 災害科学国際研究所所長/同 歴史資料保存研究分野教授専攻=江戸時代史・歴史資料保存学 平川 新 先生 古文書に魅せられて江戸時代研究の道へ  今は勉強を仕事にしている私ですが、中学校までは勉強が大嫌いでした(笑 […]

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文系と理系の力を集めて、新たな防災学を生み出す

東北大学 災害科学国際研究所所長/同 歴史資料保存研究分野教授専攻=江戸時代史・歴史資料保存学 平川 新 先生 震災の翌月には地域復興プロジェクトを立ち上げた  昨年(2011年)3月11日の午後は、仙台市役所の仕事のた […]

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悲しみ嘆くことさえ、まだできないでいる子たちに寄り添って

仙台青葉学院短期大学 看護学科 講師 専攻=精神看護学 佐藤 利憲 先生 悲嘆は心の健康を回復するための自然な感情  東日本大震災では一度にたくさんの方が亡くなり、また行方不明になりました。家族を失って強いショックを受け […]

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被災者を支援している方々の心の健康のために

宮城大学 看護学部 教授 専攻=精神看護学 伊藤 ひろ子 先生 避難所訪問で感じたたじろぎから  大学で精神看護学を教えています。東日本大震災の日は大学の研究室にいて、同僚の車に乗せてもらって帰宅する途中、車内のテレビで […]

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日本語を教えると文化の違いが見えてくる

宮城学院女子大学 学芸学部 日本文学科 准教授専攻=日本語教育学 澤邉 裕子 先生 女性が多く活躍する日本語教師  テレビドラマにもなったコミックエッセイ『日本人の知らない日本語』をご存知ですか? 日本で生活する外国人は […]

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方言を調べると日本語の歴史が見えてくる

東北大学大学院文学研究科/東北大学方言研究センター教授専攻=日本語学、方言研究 小林 隆 先生 お年寄りも方言を使わなくなっている  東日本大震災の後、地名を入れた「がんばっぺ○○」というスローガンが目立ちました。非常事 […]