参加体験記

暗号技術の話

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<学都仙台コンソーシアム・サテライトキャンパス公開講座>
「暗号技術の話~古代ギリシャ・ローマから現代へ~」

講師:川村  暁 氏(石巻専修大学理工学部情報電子工学科)
日時:2009年12月12(土)15:00~16:30
場所:仙台市市民活動サポートセンター・6階セミナーホール

 古代からの暗号とは、どんなものが現代へ!? との思いで参加しました。
 川村先生は、まず現代の情報セキュリティ技術について要点を述べられました。日常の社会生活ではバックアップ体制・施設管理・インターネット・ATM・カーナビ等に個人の権限を守る技術や仕組みがあり、暗号要素の一つだと説きます。
 実際のネット社会は危険な環境で、情報の盗聴・偽造・収集・なりすまし・改ざんが容易です。システムを利用する者の捉え方一つで『知識のある者が悪意を持って利用する』事により状況は一変します。個々のセキュリティ意識・理解が大切なのです。
 古代では文字を別の文字に変換する“鍵”の数だけ順にずらす換字暗号、戦時中では安全性が高く敵に解読されず大規模に運用する事ができる機械式暗号、現代までに様々な暗号が利用されて来たそうです。
 戦後50年が過ぎ歴史が紐解かれる中で、軍事機密の変わり種な暗号に教室ではドッ!と笑いが。アメリカでは特異な発音と特殊な文法を持つ原住民を訓練し、最後まで日本軍は解読できなかった事。なんと日本でも早口薩摩弁暗号なるものがあり、アメリカ軍は傍受の技術がありながら当初は解読できなかったそうです。現代では暗号を解く暗号もあるのに、歴史上では突飛な事も暗号になったのだと楽しく学ぶ事ができました。

(仙台市若林区・女性 太陽)

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