<仙台市市制120周年記念/仙台市歴史民俗資料館開館30周年記念巡回展> 「なつかし仙台 あの時、あなたは若かった」
日時:2010年1月24日(日)
場所:若林区文化センター 1階ロビー
若林区文化センターを入った途端にいつもと違う印象で面喰らいました。展示されているのがロビーの通り道だったので、氣軽に眺められました。展示されているのは、仙台の昭和初期からの写真やその当時の生活用品です。点数としては20~30点ほどでしたが、展示されているところの床には、3 × 4 mの大きな当時の仙台市街の地図が貼られており、見知った道路や通りがまったく知らない名前だったりして、「へぇー」とつぶやきながら眺めていきました。写真の内容は、アーケードのなかった頃の商店街の七夕祭り、舗装もされていない道路を走る市電など。会場にはご年配の方がけっこういて、やはり当時の情景を思い出すのか、所々でしみじみと「あったなぁ」や「懐かしい」などの声が聞かれました。展示写真の下には「当時の広瀬通りと東二番丁通りの交差点」など記してあり、現在の同じ場所の模様を思い出し、比べながら見ていくと時代の変化を感じられずにはいられませんでした。また、米駐留軍が滞在していた頃の、当時としては貴重なカラー写真なども展示されているだけでなく、昔の食事や米炊き釜なども展示されており、なかなか見応えのあるものでした。私は当時まだ生まれていないので、懐かしむ記憶はありませんでしたが、それでも当時の仙台の街にトリップしたような錯覚が起きるほど、満足な内容でした。
(仙台市若林区・男性 コロンボ)