「酸性雨一斉測定 19年間の測定活動から見えてきたこと
~そして明日につなげるために~」
挨拶:小澤 義春 氏(みやぎ生協生活文化部長)
報告:佐藤 妙子 氏(みやぎ生協理事 )
田中美恵子 氏(元生文部職員)
石川 了 氏(みやぎ生協学校部次長)
講演:北條 祥子 氏(尚絅学院大教授)
日時:2010年1月25日( 氏月)
場所:みやぎ生協ウィズ
みやぎ生協メンバーを中心として続けてきた酸性雨測定活動が19年続いて、一応ピリオドを打ちました。農協の方や一般市民の協力によって延べ44,000人分のデータが蓄積されたのはすごい成果だと思います。
パッチテストによる酸性雨測定は、全国に先駆けた試みだったようで、当初から関わられた尚絅学院大学生活環境学科の北條先生は、手探りで取り組まれたそうで随分ご苦労されたことと思います。測定する私たちも、毎年梅雨時に忘れずに測定値を測ろうとする為に天氣予報を確認したり、いろいろ工夫してデータを提供しました。
酸性雨のデータは地球規模の環境の悪化を示す目安になり、中国の環境汚染の影響が大きいことも数字で伝えます。身近な観点では、自動車排ガスによる汚染など、地球レベルの大氣汚染が悪い影響を及ぼしていることが示唆されたので、足許から排ガス削減、ゴミ減量等の行動を起こしていくことが大切だということを再認識させられました。
北條先生が“Think Globally, Act Locally!”(地球全体を考え足許から行動しよう)の精神で“Think Future, Act Now!”(未来を考え今行動しよう)を進めようとまとめられました。
(庄子 都(しょうじ みやこ))