参加体験記

君は化学探偵! かくれビタミンCを探そう

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実験教室「君は化学探偵! かくれビタミンCを探そう」

講師:藤川 卓志 氏(名取高等学校 教諭)
日時:2010年1月9日(土)13:00~15:00
場所:東北電力ビル グリーンプラザ

 講師として参加しました。
 科学を仕事にしている人の多くは、実験を行うとき「実験結果の正確さ」や「基本原理に忠実であること」に重点を置きます。しかし私は、子どもの実験教室を引き受けるとき「安全に行えること」と「必ず成功すること」を必要条件として実験を計画します。それは今回のビタミンCに関する実験でも同じです。正確さよりも安全・確実というスタンスです。
 子供たちは実験中に必ず何か「やらかし」ます。しかし、そんなことは大した問題ではありません。子どもにとっては、実験をやり遂げることが「楽しい。またやりたい。」につながるからです。
 話は変わりますが、平成21年10月3日(土)に東北電力三居沢「水と森のワークショップ2009」でエコせっけん作りを担当しました。そのときは小学校低学年の子どもが多く、扱う薬品が危険であったため、最後の工程「せっけんを浮かび上がらせ、自分で好きな形に加工する」ところを中心に実験してもらいました。
 科学実験としては正確さに欠けるため、好ましくない部分も多いのですが、実験をやり遂げて満足げにしている子どもたちから「またやりたい」と言われると、一ヶ月以上掛かる準備の苦労も忘れて「次はどんな実験をやらせてあげようかな」と考えてしまいます。

(講師・藤川卓志)

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