参加体験記

60年代デザインを再考する

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まちなか美術講座「60年代デザインを再考する」

講師:両角 清隆 氏(東北工業大学ライフデザイン学部クリエイティブデザイン学科 教授)
   三上 満良 氏(宮城県美術館 学芸員)
日時:2010年9月4日(土)13:00~14:30
場所:東北工業大学一番町ロビー 4Fホール

  初めて「まちなか美術館」、「まちなか美術講座」に参加させて頂きました。今回の展示テーマが「日本の名作ポスター」、講座テーマが「60年代デザインを再考する」ということで、ものづくりに目が向けられるようになり、またメディアを通じて様々な人が情報を手にすることができるようになった高度経済成長期のデザインに興味があり、参加致しました。
 三上先生は日本の名作ポスターを通じた60年代のグラフィックデザインについて、両角先生は建築・プロダクトデザインについてお話しされたのですが、東京オリンピックによりグラフィックデザインやピクトグラムに関心が向けられるようになったこと、プロダクトデザインにおいてインハウスデザイナーの存在が大変大きかったというお話がとても印象に残りました。そして何より60年代の商業デザインに現代の商業デザインのレベルとさほど変わらないものも多くあるということに大変感心致しました。
 「まちなか美術館」は東北工業大学と宮城県美術館との共催で、普段なかなか美術館に行くことができない人も氣軽に来れるようにと始められた取り組みでもあるとのことですが、分かり易い内容、仙台中心部での開催で、本当に氣軽に美術やデザインに触れることの出来る場、私たち市民に美術やデザインの世界に興味を持つきっかけを創ってくれる非常に良い場であると感じました。ぜひこれからもこのような取り組みを続けて行ってほしいですし、多くの人に知ってもらいたいです。今後の企画も楽しみにしています。

(仙台市太白区・女性 フミ)

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