参加体験記

超音波で体の中を切らずに見る

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東北大学サイエンスカフェ 第63回:超音波で体の中を切らずに見る

講師:金井  浩 氏(東北大学大学院工学研究科/医工学研究科 教授)
日時:2010 年9月24日(金)18:00~19:45
場所:せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア

 各テーブルにファシリテーター役の大学院の学生さんが一人ずつついてくれて、質問に答えてくれたり、超音波検査器で参加者の頸動脈を描出してくれました。
 超音波プローブ(超音波を出す器械)の音源から人間の可聴音域の500 倍の超音波が出て、1 秒間に1 万回振幅しながら体の中を通るそうです。超音波は組織や器官で反射し、戻ってきた超音波の振動は電氣に変換され、その信号を明るさに変換して画像化するそうです。組織や器官の硬さがそれぞれ違うので、超音波の伝わり方の違いを測定することで動脈硬化の程度の評価や診断に役立てられ、今後は心筋梗塞の診断に活用できるよう研究しているそうです。今回体験したことが将来日常的に医療現場で使われるようになると想像でき、とても期待感が持てました。
 超音波の原理は難しいんでしょうが、金井先生の解りやすい説明で自分も研究者になった氣になり、何かアイディアがないか考えてしまいました^_^
 久々に学生氣分が味わえて楽しかったです♪

(仙台市太白区・女性 みっち一)

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