編集部レポート

久しぶりの美術館

  • LINEで送る

ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡

日時:2020年5月18日(月)~6月28日(日)
場所:宮城県美術館

 4月11日から開催予定だった「ウィリアム・モリス展」。新型コロナ感染拡大防止による宮城県美術館休館に伴い、会期を変更して開催されました。
 久しぶりの美術館は週末ということもあり、また入場制限もあり、入場までいつもより行列が出来ていました。

 (以下、HP参照)ウィリアム・モリス(1834~1896)は、芸術家、詩人、作家、思想家、社会運動家など、多彩な分野で活躍した19世紀の英国を代表する偉人として知られています。モダン・デザインの父とも称され、先駆的なデザイナーとしてアーツ・アンド・クラフツ運動を先導しました。全6章構成により、室内装飾など約151点を通して、そのデザインの軌跡を辿る展示会です。

 来館者同士の距離を保つため、映像展示を中止ということで、本来であれば映像展示用のモニターが置かれていたであろう場所はお断わりの表示が貼られていて、すこし寂しく感じましたが、草花や小鳥などの小動物に果物など身近な題材がきめ細やかに描かれたウィリアム・モリスのデザインは、現代のデザインにも通ずる普遍的な魅力がありました。一番のお氣に入りはやはり『いちご泥棒』でした。
 

 「花より団子」ではありませんが、物欲が強いもので、美術館に行くと絵を見るのと同じくらい関連グッズを見るのが楽しみになってしまいます。今回もポストカードやらマスキングテープやらリサイクルバッグやら買い込んでしまいました。

 いつもは特別展だけでおなかいっぱいになってしまうのですが、今回はせっかくなので常設展も見ることにしました。毎回、松本竣介さんの作品は見ることにしているのですが、今回は、在仙の画家、石川舜さんの作品に出会うことが出来たのが嬉しかったです。もっと他の作品も見てみたいです。個展が開催されたらぜひ足を運びたいと思います。

「まなびのめ」編集部 庄司 真希

  • LINEで送る