<企画展> 『火災の科学』―江戸の火災から高層ビルの火災まで―
日時:2011年5月18日(水)~8月8日(月)10:00~16:00
場所:東京理科大学近代科学資料館
東京理科大学近代科学資料館の企画展「火災の科学」を見学してきました。東京理科大学は、2005年に火災科学研究センター実験棟を竣工しました。大学に付属する火災科学研究専用施設の中で世界トップレベルの規模と機能をもつそうです。また、世界で初めて「国際火災科学研究科」を2010年に設置しています。
今回の展示はそうした活動の集大成の報告の場ともいえるものでした。江戸時代から現代までの歴史的に貴重な火災の資料の展示がありました。その他、火災科学の研究者の紹介、火災報知器の煙実験の体験コーナー、火災科学に関するビデオ視聴コーナーなど火災に関する様々な展示がありました。
一番興味深かったのは、『東日本大震災の津波と火災』現地調査報告会の展示でした。東日本大震災では、1都10県で324件もの火災が発生したそうです。
火災に関しては科学的に解明されていないことが多く、火災現象を解明し、安全を守るための技術を作ることが重要とのことでした。
(東京都・男性 S.Y.)