<特別講座>「復興へのリデザイン」#5 地域を再興する
講師:戸田 公明 氏(大船渡市長)
塩崎 賢明 氏(神戸大学大学院工学研究科建築学専攻教授)
日時:2011年7月23日(土)13:00~
場所:せんだいメディアテーク1階オープンスクエア
「学び」イベントのハシゴをしました。
震災後、季節の移り変わりを肌で感じるものの、止まってしまったままの時間が自分なりに動き始めたように思います。これも『まなびのめ』の情報効果でしょうかね。ありがとうございます。
震災復興へ向け、現職:大船渡市長の話が聞けるので、東北人の誰しもが大変興味深いテーマ。ライフラインや仮設住宅・事業所の復旧・国への働きかけなど、今なお尽力されている姿を拝見することができました。
震災当時、議会中であった大船渡市はすぐさま災害復興本部となり、人々の要望を聞きつつ、様々な自治体や外国からの救援隊を受け入れて困難を乗り越えて来ました。復興に向けての課題・目標・方針がしっかりとあり、個人・事業所・地域などの計画が整備されているので、沢山の分野で構築されているのだと改めて感じました。
大船渡市長の講座中に地震が!!
誰かの携帯がほぼ同時に緊急地震速報『ンギュッ! ンギュッ!』と鳴り響き、都会の真ん中でガラス張りの建物はとても不安でした。会場はざわめきだしたのに大船渡市長は立っておられたからか、あまり氣にもされない様子でサラッと講座を再開されたのでビックリ! 目指すものがあって困難を克服している人は違いますね、さすがです。
塩崎氏の阪神淡路大震災との比較・経験を踏まえて復興のあり方・復興の過程で発生する災厄(人災)復興災害についてお話頂きました。
災害復興の理念は豊かな人生を送る事が出来るようにするそうですが、今回の地震・津波・原発事故ではまだまだ先が見通せず、苦しい生活を強いられている方がいます。
面白いと思ったのは仮設住宅を一時的な建物とせず、終の棲家となるように建設当初から考えるという案。入居期限を過ぎても壊さず、移動させる事が出来る家屋なら便利ですね。
この後移動し、さらに「学び」イベントへ参加してきました。
講座名を見て興味があったので申し込んだのに、私の勘違いで思っていた内容と違いました。
せっかくなので受講して来ましたが、レジュメの1/3も話が進まず、終盤は先生本人の焦りも感じられてハラハラ。検証用のスライドも多い割には分かりにくく、ちょっと残念な講座内容でした。
(仙台市若林区・女性 太陽)