参加体験記

れきみん秋祭り2019 ~ありがとう40年~

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仙台市歴史民俗資料館開館40周年記念
「れきみん秋祭り2019 ~ありがとう40年~」

日時:【第1部】2019年10月26日(土)10:00~16:30
   【第2部】2019年11月 3日(日祝)

場所:仙台市歴史民俗資料館

伝統工芸の職人さん実演
  ・仙台箪笥(たんす)金具(八重樫 榮吉さん)
  ・仙台箪笥(たんす)指物(さしもの)(関谷 周一さん)
  ・仙台箪笥(たんす)塗り(長谷部 嘉勝さん)
  ・仙台張子(はりこ)・松川(まつかわ)だるま(本郷だるま屋さん)
  ・遠刈田こけし(佐藤康宏さん)

榴岡公園内にある、れきみんで今年も秋祭りがありました。今年も仙台の伝統工芸品の製作実演があり大変盛り上がっていました。人入りが満員御礼だったのはラーメンライブのフェス効果のおかげも大きかったと思います。

今年は仙台箪笥の指物(さしもの)と漆塗りの工程、松川だるまをじっくり見学しました。指物というのは、木材にカンナやヤスリをかけて組み立てる工程を言います。わたしもカンナ体験させていただきましたが、あのくるんとした鰹節みたいに削るのは中々難しいのですが、これにはコツがあり、掛け始めは後ろに重心をおき引っ張り、最後の方は払うと同時に前に重心を掛けると均一に削れるようです。

漆塗りの工程では漆の原液を壁材に使われる珪藻土と混ぜて薄く掃いていくように塗り木目を残します。これも漆とはしらなかったと唸ります(懐石料理で出てくるツルツル黒光りのあれではないのですよ)。お話をうかがった長谷部さんは伝統工芸士として学校にも出張して体験教室も行っているそうなので、ご希望される学校は是非体験していただきたいと思います。文化としての漆だけでなく科学、化学としても面白いと思います。お話を聞いている間にも漆材があっという間に酸化して真っ黒になってしまうのです。珪藻土もパウダーの細かさが建材と全く違う手触り、等々見所がたくさんでした。

第一日目、外にはボンネットバスが来ていてレトロなバスが夕暮れにぴったりで、れきみん前はとてもいい絵になりました。蔵王の峩々温泉で今でも要請に応じ稼働可能だそうです。夕暮れ時、そのまま乗っていきたくなるような懐かしい外観とは裏腹にリフォームカスタム代金がもう1台新車が買える料金ときいてフワッと風が流れていきました。

そして松川だるまですが絵付け体験させてもらったものを、実はちょっと勝手に窓口においてあります。ので訪れたときは、ちょっとお手にとって眺めてみてください。
注意:絵付けは職人さんではないのでご了承ください。本物の職人さんのつくる『松川だるま』は細部にまで金加工や筆致の装飾豊かな絵柄が施されています。

郷土芸能のステージはまた来年、、情報多すぎの2日間でした。

(仙台市 れきみんサポ・無名)

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