編集部だより

5月でもmarch

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 今年の5月は近年になく暑い日が多く、特に運動会の集中日となった25日(土)の最高氣温は仙台市で26.6度, 26日(日)は同じく31.2度まで上がり、全国的にも熱中症への懸念が強まりました。皆さんの地域ではいかがだったでしょうか。
 25日は好天に誘われて、久々に久々のコースへウォーキングに出かけました。このコースの帰りには途中に小学校があり、通りかかると近隣の人たちがぞくぞくと荷物を持って学校に集まってきており、やはり運動会の日でした。早朝に遠くで花火が上がったのはこれだったかと思い当たりました。
 せっかくなのでちょっと見ていこうと思い、校舎からグランドに降りる階段に座り込みました。待つことしばらく、開会式の時間となりました。児童たちが整列を終え、一瞬静けさが漂います。その時でした。先生の号令一発、掲揚塔脇のスピーカーから大音響が轟き出しました。そうです。運動会には付き物の行進曲です。J・F・ワーグナー作曲『双頭の鷲の旗の下に』でした。久しぶりに聴きました。それも大音響で。冒頭のファンファーレからなんと雄々しく威厳に満ちた音楽でしょう。こんなに胸のすく思いをしたのはそれこそ久しぶりでした。日常生活においては、このような大音量で音楽を聴くことはもはや不可能事です。運動会という衆人諒解の共通した空間だからこそです。
 音楽を聴いたついでに「双頭の鷲」についても改めて調べてみて、いろいろ発見もありました。「非日常」に触れるということの効用は、こんなところにもあるのだということを実感した5月のある一日でした。
  

「まなびのめ」編集部 佐藤 曜

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