「木ノ下の歴史と文化財」史跡陸奥国分寺・尼寺跡ボランティアガイド養成講座
主催・講師:仙台市文化財課
日時:2019年2月16日~3月6日13:30~(全4回)
場所:陸奥国分寺跡ガイダンス施設会議室
地域の歴史文化財探訪のサークルやサポーター養成講座が意外と盛んな宮城野区に加え、ちょっと足を伸ばせば若林区にも大きな名跡があります。
今回は陸奥国分寺跡に新設されたガイダンス施設にお邪魔してのワークショップでした。近くには芭蕉の銘句「あやめ草 足に結ばん 草鞋の緒」の石碑も有ります。
ここを知ったのは以前、雨宿りがてらに立ち寄りました。なかに入って初めて国分寺や薬師堂の存在や変遷を知ったほど。てっきりカフェスペースだと思って「温かいものでも一杯」と霧雨を避けながら斜めに入ったというのがきっかけでした。さしずめ芭蕉と曽良が旅立ち前、笠を締めながら見上げた菖蒲の真新しい軒先がまさにこれでした。
それはさておき、3回目の日程は「薬師堂の仏像と奥の細道景勝地」ということで大変楽しみに参加いたしました。
解説は仙台市文化財課の担当者の持ち回りで行われており、如来や武神の観賞ポイントが事細かにスライドで説明され、手元の資料と合わせ早足で進みました。が解説しきれないほどのボリュームに押され仏像解説でこの日はタイムアップ。仏像への講師の熱の入れ方に感服です。これは4回目の現地フィールドワークへ繋がれたようです、当日は行けなかったので資料を片手に後日再度拝観しようと思っています。残勉!
「奥の細道景勝の地」編は次回持ち越し?! のようですが、又の楽しみに待っている次第。
五月雨の菖蒲の葉を葺く季節にお邪魔してみたいと密かに期待しています。
(ところで皆さんは、菖蒲の葉っぱを藁葺き屋根になぜ葺くのか? そして、こんな風流な宮城野の風習はご存じでしたか? 芭蕉は宿借りした家主から頂戴した草鞋の藍色にかけてこの句を読んでいます。次回あれば又、解説レポートいたしますので皆さんも予想しながら歴史の碑に思いを馳せてお訪ねください。)
(仙台市宮城野区 zilch artifact)