地域産業復興調査研究シンポジウムin仙台
―震災復興政策の検証と新産業創出への提言
講師:土屋 純 氏(宮城学院女子大学学芸部 教授)
日時:2013年11月2日(土)10:00-17:10
場所:東北大学片平キャンパス さくらホール
申込制のイベントだったのですが、運よく当日参加することができました。
震災復興についての実際的な報告会で、主に経済的な側面に焦点を当てたものです。私は午後1時から始まった第2部を聞いていたのですが、南相馬市の地域商業の推移と現状、NPOの動向調査、観光産業の回復といったことについて、沢山の数値とグラフで説明がありました。
話を聞いていると、東北地方に観光に来る外国の方は、やはりまだ少ないといったことが具体的に良く分かります。
印象に残ったのは、東北観光における平成23年6月の宿泊キャンセルの理由です。福島県は原発事故地域であるため、放射線を心配してのキャンセルが過半を占めていました。ところが、山形県や秋田県といった、一見放射線の影響は少なそうな地域でもかなりの割合で、放射線を理由にキャンセルされる方がいるということです。東北在住の私としては意外に思うところで、なかなか複雑な氣持ちもあります。
現状についての具体的なお話が沢山聞けて、充実した報告会でした。
(仙台市宮城野区・男性 ごぼう)