編集部レポート

ぼうさいこくたい(防災推進国民大会2017)

  • LINEで送る

ぼうさいこくたい(防災推進国民大会2017)

日時:2017年11月26日(日)~2017年11月27日(月)
場所:仙台国際センター・せんだい青葉山交流広場

  防災推進国民大会2017実行委員会(内閣府(防災担当)、防災推進国民会議、防災推進協議会)が主催した「ぼうさいこくたい」に参加しました。「ぼうさいこくたい」自体は26・27日の二日間の開催とのことでしたが、それに合わせて25日から28日まで同じ会場において「世界防災フォーラム/防災ダボス会議2017@仙台」が開催されており、日本国内に限らず海外からの参加者もみられ、非常に規模の大きいイベントとなっていました。

 「ぼうさいこくたい」の開会式では、小比木八郎内閣府特命担当大臣(防災)の開会宣言にはじまり、村井嘉浩宮城県知事、郡和子仙台市長などによる主催挨拶、その後にハイレベル・パネルディスカッション「大規模災害に備える連携」と題して、日本や海外における防災の実践活動の紹介が行われました。このほかにも、防災教育の実践例の紹介や発災時の備蓄に関する講演などが行われ、防災に関して幅広い角度からこれまで行われてきた活動を知ることができました。一部の講演についてはインターネット上で視聴することができるようです(https://freshlive.tv/bosai-kokutai)。

  講演会の他にも様々な団体によるブース展示のコーナーがあり、そこでは出展者から防災への取り組みについて直接話を伺うことができました。ブース展示のコーナーでは高校生や大学生が中心となって活動している防災への取り組みも充実していました。例えば、仙台白百合学園高等学校のブースでは、高校生たちが台湾での海外研修などを踏まえて作成した外国人向け防災・減災パンフレットについて紹介されていました。実際にいただいたパンフレットでは、様々な災害に対する備えが英語で紹介されていました。またイラストもわかりやすいものになっており、このパンフレットがあれば日本語がわからない方に非常に役に立つに違いないと思います。今後、中国語版のパンフレットも製作されるそうです。自分の高校生の頃と比べてなんて偉いんだろう、などと思いながら、高校生や大学生など若い人たちも積極的に防災への取り組みを行っていることを知ることができるいい機会となりました。

「まなびのめ」編集部 佐々木隼相

  • LINEで送る