参加体験記

しろ・まち講座「展覧会のみどころ紹介」

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しろ・まち講座「展覧会のみどころ紹介」
「国宝 吉祥天女が舞い降りた!―奈良 薬師寺 未来への祈り―」関連

講師:   寺澤  慎吾 氏(仙台市博物館学芸員)
酒井昌一郎 氏(仙台市博物館学芸員)

日時:2015年5月16日(土) 13:30 ~15:00
場所:仙台市博物館ホール

 すいえんの あまつ おとめが ころもでの
  ひまにも すめる あきの そらかな

と会津八一が薬師寺東塔水煙を歌った短歌をふと思い出し、「学び」イベントに行って来ました。事前申し込み不要・無料講座だったので氣軽に足を運ぶ事が出来、会場は200名ほど収容できる博物館ホールだったのですが、ほとんど座席が埋まっていて非常に人氣の講演だった事が窺えました。

 仙台市博物館で開催されている「国宝 吉祥天女が舞い降りた!―奈良 薬師寺 未来への祈り―」展の【みどころ紹介】、という一般市民へ向けた公開講座だったのですが、寺澤慎吾・酒井昌一郎学芸員どちらの講座も前知識がほとんど無い状態にも関わらずとても分かりやすかったです。

 てっきり一般市民へ向けた公開講座という事で「歴史的背景から見た展示物」の説明が長く続くのだろうと考えていたのですが、寺澤学芸員は「麻布著色吉祥天像を科学的に見る」や「吉祥天女の服装」などの話を、酒井学芸員は「薬師寺東塔に残る塑像残欠」や「地蔵菩薩立像は何故雲に乗っているのか」といった話をなさっていたので、驚きながら話の一つ一つを聞かせて頂きました。

 しろ・まち講座終了後そのまま、吉祥天女が舞い降りた展を見てきました。前述した薬師寺東塔水煙のレプリカがあり、「凍れる音楽」と評されていたイメージから水煙に彫られた天女もほっそりとした女性を想像していたのですが、意外と恰幅が良くて少し笑ってしまいました。
 想像とは別の角度から物事を考える大切さの確認と、長年の疑問の解決に繋がる「学び」となり、またイベントに参加したいと感じました。

(名取市 見過ぎ)
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