編集部レポート

ルノワール展

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ルノワール展

日時:2017年1月14日(土)~2017年4月16日(日)
場所:宮城県美術館

 宮城県美術館、河北新報社、TBC東北放送の主催で、宮城県美術館にて開催されていたルノワール展に行ってきました。巡回展ではない地方での開催でこれほどの作品を集められるとは、と驚きました。関係者の方の努力の賜物だと感じました。

 祖父の家にあった地元の銀行のカレンダーが毎年ルノワールの肖像画だったため、「ルノワールと言えば肖像画」というイメージが強いのですが、今回展示されていた作品群を見て、チョーカー、オフショルダー、花飾りなど19世紀後半から20世紀初頭の風俗が「現代にも通じる」を越えて、「最近の日本の若い子に流行しているファッションそのもの」だったことが面白かったです。もし、「美術はわからない、難しい」と思っている方は、技法や歴史、いわゆる「美術作品の見方」のことは一度置いておき、ファッションや色など自分が身近に感じる部分に注目してみると楽しめるようになるかもしれません。
 階段前にあった大きな≪バレリーナ≫の看板脇には、バレリーナの足ポジションが床に描かれており、みなさんその上に立ってバレリーナと同じポーズで記念撮影をして、大人も子どもも楽しそうでした。

 ルノワール展はすでに終了しましたが、東北工業大学一番町ロビーではその時々の宮城県美術館の催しと連動して、まちなか美術講座が開かれています。 5月20日(土)は第50回「コレクションの、再発見」が行われます。「学び」イベント情報にも掲載しておりますのでぜひチェックしてください! 美術に興味がある、結構詳しいよ、という方はもちろんのこと、しばらく足が遠のいていた、行ったことがないという方も、ぜひ足を運んでいただきたいです。

「まなびのめ」編集部 三上志穂

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