編集部だより

研究に関与すること

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 あけましておめでとうございます。今年も「まなびのめ」をどうぞよろしくお願いします。

 今年度は初めて4年生を受け持つことになり、先月頭に卒業論文の提出というイベントがありました。卒論というものは、学生は学生で不慣れな論文執筆な上に卒業がかかっているということで一大事なのですが、教員としても原稿の確認やら無事提出できるかやきもきしたりと大事なのです。

 卒論指導は大変なことではありますが、反面で非常に楽しいものでもあります。各学生が自由にテーマを選ぶため、場合によっては多少わたしの専門から外れるお題を扱うこともあるのですが、その分これまであまり詳しく勉強してこなかった分野について勉強する機会になります。また、専門分野であったとしても、思わぬ角度からの議論をしてきたり、自分がまだ手をつけられていないことがらについて取り組もうとしていたりすることもあり、指導しているこちらが勉強させてもらっている、ということも多くあります。その結果として、自分の研究や思考が進むのもしばしばです。

 卒論に限ったことではないですが、大学での教育や学びというものは、研究に大きく関与するものなのだと思います。学生向けの実習授業が、教員に新たな学びの種を提供することもありますし、学生からの質問によって考えさせられます。それらが、教員の研究に反映されたり、場合によっては論文や本に載ったりするのです。

 読者のみなさまのなかには「まなびイベント」によく参加しているかたもいらっしゃるでしょう。その際に、研究者に質問をしてみてはいかがでしょうか? その質問が、思わぬ研究成果を生み出すことになるかも知れません。質問することは多少勇氣がいることかもしれませんが、そういったところから、研究に関与してみませんか!?

「まなびのめ」編集部 寺田征也

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